多摩川から世界を走りに!

聖火ランナーを楽しく終えました。市民アスリート(大阪マラソン)の挑戦資格も得ました。人生を楽しみ走ります。

【episode2】名古屋ウィメンズ2021

 

後半戦に入ります。とりあえず、公式ラップ。文中に出てくるラップはガーミンです。

 

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20キロを過ぎた辺りだったと思うのですが、再びnagisaさんを発見します。

『nagisaさーん』と叫ぶと、なんとなんとなんと

『音ちゃーん』と!! (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

私にとってnagisaさんは実業団と同じ扱い。言うならばマラソン界のアイドル。実際お会いして写真を撮ってもらったこともあるので、身近な分、マラソン界の会いに行けるアイドルAKBです。そんな人から名前呼んでもらえるなんて!!

もうね、この瞬間、今まで理解不可能だってAKBオタクの気持ちが痛いほどわかりました。アイドルから名前呼んでもらえるってすごい嬉しい!これは、高いCD買って握手会行くわ。

 

20キロ過ぎは下りだし、nagisaさんのコールもあって5キロの最速ラップを刻みます。 

 

20-25km → 4:47-4:51-4:41-4:55-4:58

 

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大枚はたいて、オールスポーツ写真買いました。

 

20キロ地点でガーミンとのズレは200m近くあったので、最終的に誤差は1分は越えてくるなと認識した後に確認したハーフの経過が1:44:⁇でギリギリグロスサブ3.5ラインにいることも認識。

23キロ付近の折り返し後、あっつんらしき人を発見。勝手に髪が長いと思っていたので、靴を見るまで確信が持てず、靴がFuelceCELLと確認できたときには声をかけるタイミングを失っていました。でも、もう覚えたから次のスライドは大丈夫。

あっつんとの差は1キロくらい。会いたいけど、追いつかれたらダメ。でも、追いついてきて、という複雑な心境になります。

 

25-30km → 4:50-4:52-4:53-4:55-4:52

 

25キロ過ぎの給水を取りますが、記憶ではここだけ蓋がありました。周りに人がいなかったのでイメトレ通り、両手でコップを取り、15キロの給水の経験を生かして、半分捨て、口に含んだら、捨て過ぎて全然足らなかったという、給水あるある。え、ない?

紙コップをちゃんと2つ重ねて、華麗にゴミ箱にシュート決めたのですが、強風により飛んでいき、ボランティアさんに『ごめんなさーい』と叫んでキャッチしてもらいました。

 

28キロくらいで、すぐ前を走っていた人が倒れます。避けるのが精一杯で助けてあげることができず…とりあえずダッシュで近くにいたボランティアさんのところに行き、『人が倒れましたー!』とスライドするときと同じ音量で叫んでしまい、ボランティアさんをビックリさせてしまいます…。場所を教えようと後ろを振り返るとすでに救護班が走ってきていたので、『私の役目は終わった』と走り出します。

 

その後、30キロ手前の下り坂に入り始めたくらいでホクレンの宮内さん(プリンセス駅伝のアンカーで死にかけのニトリの選手を抜いたベテランランナー)とすれ違います。実業団としては少し遅いペースかな?と思いましたが歳も近いし、力強い走りに力を貰います。

 

30-35km → 4:57-4:51-4:51-4:59-5:03

 

宮内さんとすれ違うとすぐにnagisaさんが。はやっ!やはりマラソン界のAKB。笑

また、『nagisaさーん』と叫びます。

 

すると程なくして、ねぇさん!あんな可愛い顔して、こんなに速いの⁉︎とビビります。

 

下り坂を降りてから30キロ過ぎの折り返しまでが、私の中で一番風が辛かった区間です。

30キロ地点の表示タイムは2:28:20。ここでグロス行けると思いました。

『キロ5で12キロ走ればいいんだ。4:55で走る必要はない。ただのキロ5。12月から30キロ走の翌日は12kmのキロ5PRをやってきて、こなせてた。その成果を今、発揮するんだ』と言い聞かせ、折り返したら追い風になると必死で向かい風と戦います。

折り返して、割とすぐに、『あっつーん!!』気づいてほしくて大声。すると『ファイト』と返ってきました♡やっと声を交わしたかった人とエール交換できました。

 

33キロ過ぎの登り坂もキロ5を見ることなく登り切り安心したら次の1キロの給水を含むラップで初めてキロ5をみます。

 

35-40km → 4:57-5:00-5:01-5:11-5:14

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眉間にしわ!!!


 

 

そして、ズルズルと落ちていきます。掴みかけたグロスサブ3.5を諦めたのは39キロだったと思います。もう心がポッキリ。止まりたい、歩きたい、そんな気持ちになりました。

フルマラソンの所謂30キロの壁。少しずつ壁に到達する距離は長くなりましたが38キロが今回の壁でした。練習で30キロ走じゃなくて3時間走をやるべきだったか、といろいろ負の感情が沸き起こります。

 

40km-finish → 5:31-5:15-2:30(0.5km)

 

40キロの給水の手前で、たまたま子どもを連れて散歩をしに来た中学からの親友が名前を呼んでくれます。これには笑顔で答えて気合い入れ直します。が、その後、サブ3.5のペーサーに抜かされます。ペーサーの風船は飛ばされ、大集団は3人くらいになっていました。このペーサーについて行く!と頑張りましたが、ついていけたのは少しだけ。あー、ペーサー信じて最初からついて行けば良かったと激しく後悔します。

 

そして、後ろから『頑張れ』と声をかけられ、抜かされます。

抜いていった人の足元みると、ヴェイパー…これまで何人も斬ってきたヴァイパーに返り討ちに合い、悔しくて悔しくて、でも追いつかなくて。

 

あと、2キロの表示でガーミンは3:19を過ぎていました。ネットのサブ3.5も危ない!焦るけど、もうキロ5なんて到底切れない。でも、ここまできたから、もう諦めない。

あと1キロの表示でガーミンは3:24過ぎ。キロ5を、その1秒を削り出すんだ!

スタート地点を過ぎてからドームまでが長い長い。

ドームのだいぶ手前でガーミンは42kmの通知。もう時間は見てません。

ドームに入って、電光掲示板は3:30を過ぎてきます。サングラスをとり、最後の最後の力を振り絞ってゴール。電光掲示板は3:31:10。

ゴールと同時に見たガーミンが3:29:49。スタートロスの1:15を思い出し、ネットのサブ3.5は確信。ちょっと悔しかったけど、嬉しさがじわじわと。

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誤差は300mちょい。やはり1分以上かかってます。

 

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ごーーーーる!



シティハーフを走った後にダッシュで来て、ゴールを見届けると言ってくれていた先輩の姿を探しますが見当たらず。

ゆるゆる進んであっつんのゴールを見ようと思いましたが、人に流されて見れず。

 

タキシード隊は選ぶ余裕もなかったのですが、割とイケメンにもらえて一安心。笑

 

いろいろ貰って、例の手荷物のところへ行くと、ボランティアさん達がずっと拍手してくれていて。ここで涙が出ました。

 

長くなったので、続く。